大谷健太郎氏
おとといくらいになるが、
大学の授業で映画監督、大谷健太郎さんが来た。
「NANA」「アベックモンマリ」「約三十の嘘」などが代表作。
講義の前に「アベックモンマリ」を見た。
映画にメッセージを求め、
何か思考の幅を広げてくれることを期待する俺にとっては物足りなさを感じたが、
室内の会話で見せていくスタイルや単純に台詞回しなんかはうまいなーって思った。
大谷さんの表現したいテーマは
「人間の面白さ、心の葛藤、せめぎ合い、コミュニケーション」だそうだ。
俺はそれを通して、また違うテーマを求めるからしっくり来なかったんだと思う。
ただ、彼の言葉で納得させられたことがあった。
「退屈しのぎだと思っていたら、意外と一生忘れられない」
映画を作りたいと言っていたこと。
確かに俺の期待するものは得られなかったが、
「アベックモンマリ」は意外と忘れられないかもしれない
という感覚がなんとなくある。