文化としての映画 | 伝わる法則

文化としての映画

鬼が来た


2000年のカンヌ国際映画祭グランプリをとった作品「鬼が来た」を見た。


20代の俺が見て、

もっと若い世代に見てもらいたい映画だと思った。

ほんの20数年しか生きていない俺にはどうしても戦時中の実感が持てない。

そんな自分にも日本占領下の中国国民の生活、感情をリアルにイメージさせてくれた。


この映画を見た後、数時間もすれば、その感覚は薄れてしまうだろうけど、

この映像が1度自分の頭に焼きついたことは、

これから生きていく上でも考える素材を与えつづけてくれるだろうと思う。


こういう映画が中国側から生まれ、

日本から生まれないというのはまだ何か根深いモノを感じる。

日本人の意識の薄さも感じる。


ビジネスだけではない、

文化としての日本映画に期待したい。